パリ五輪への出場を決めたサッカー男子日本代表。“カズ”こと、三浦知良選手が、選手たちの今後の伸びしろに期待を寄せつつ、語っていた。意識して取り組み続けたことが、無意識にできるようになってこそ本物だ、と(日本経済新聞5月10日付)▼無意識にできる。そのためには日々の練習はもちろん、メンタルトレーニングも必要と、スポーツ心理学の専門家が教えてくれたことを思い出す▼メンタルトレーニングは、試合中の体の使い方や見える風景、勝った時の感情に至るまで、どれだけ具体的にイメージできるかが大切だという。それが大舞台でも緊張せず、無意識に体が動く力になるのだと▼ある地区では数年前、願いを100個書ける御祈念帳を同志に配った。“創立100周年の2030年に向けて祈っていこう”。100個考えるのも大変だが、実際に書く中で目標が具体的になったと評判だ▼池田先生は「漠然とした曖昧な祈りではなく、『的』を明確に定めることだ」「そこに牧口先生が、常に言われていた『百発百中』の実証も現れる」と教える。具体的に祈る中で、目標達成への一念が深まり、やるべき自身の行動も明快になる。その積み重ねが、勝利の人生を開く原動力となる。
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